外構工事で大きなウェイトを占めるカーポート。
毎日のように使う車を守るカーポートは生活に必須です。
そのカーポート選び,私は悩みに悩みました。
あしかけ10ヶ月。
カーポート選びに悩んでいる方の気づきになれたら幸いです。
私は最終的に「カーポートSCワイド(2台用)」をチョイスしました。
そんな私のカーポート選びの旅を紹介します。
関連記事:【決定版】リクシルカーポートSCワイドの施工工事の全貌を紹介!|後編
私のカーポート選び
私のカーポート選びは次の3つをメインに検討してきました。
YKKAPP エフルージュツイン 2台用
外構を考える上で,まずは外構業者さんにデザインと見積もりを依頼します。
私の要望として,「車が2台停められるカーポートを入れてください」とだけ伝えました。
数日後,業者さんからデザインの3DCGがとどきます。
そこに現れたのは何の変哲もない2台用カーポートのYKKAPのエフルージュツイン。
この時はまだ知る由もなかった…
ここから泥沼のカーポート選びが始まるとは…
というわけで,最初に候補に出てきたのがYKKAPのエルフージュツイン。
我が家は窓をYKKAPのAPWシリーズにしています。
そういったこともありYKKAPさんは個人的に好感度が高かったんです。
ですがエルフージュツインお前はだめだ。
本当に何のへんてつもないごく普通のカーポートでした。
屋根がラウンドしているダサいタイプよりはましだけど。
屋根はポリカーボネートの透明な材質で,2台用4本足のオーソドックスなデザイン。
悪くはない,決して悪くはない。
だが私が求めているものとは違う。
確かに,外構にかけられる金額は限られている。
他の部分ににかける費用を捻出するためにはカーポートはこの30〜40万円程度のものにならざるをえない。
でもカーポートはこだわりたい!
結局,外構業者さんにはお断りの連絡を入れることに。
ここから外構費用を圧縮するためのハイブリッド外構沼が始まるのであった。
ハイブリッド外構についてはこちらで詳しくまとめています。
関連記事:【持論!】外構費用を抑えるには|外構はDIY?それとも業者?
ここから私は外構工事を,DIYを組み合わせたハイブリッド外構で行うことにしたわけです。
三協アルミ ダブルフェイス 2台用
次の候補が三協アルミのダブルフェイスです。
使い勝手の良い2台用で、しかも片側支柱タイプのカーポートになります。
ハイブリッド外構にすることによって,次に考えるのは理想のカーポートを自分で選ぶことにしました。
できれば使い勝手がいい方が良い。
ではいっそのこと柱が少ない方が良いのではないか。
そこで出てきたのが三協アルミさんのダイブルフェイス。
2台用で柱が3本。
しかも柱を側面ではなく、後方に配置することも可能ときたもんだ。
これは!とみた瞬間に思い早速別の外構業者で見積もりを取りました。
見積もりは最安でおなじみのネット外構業者のエクスショップさん。
見積もりを確認すると施工費込みで約100万円。
うん,高いね。
そうなんです,こういった変わり種系のカーポートは高いんです。
このまま決めてもよかったのですが,致命的な事実を発見。
近所を車で走っていたら偶然ダブルフェイスを設置した邸宅を発見。
よーくみてみると,片側柱のはずなのに反対側にも細い柱が。
そう,こうした片側系のカーポートは台風などの強風に備えてサポート柱を設置することが多いんです。
想像するに、これってつけ外しめんどくさいですよね。
案の定、その邸宅はサポート柱を常設していました。
これじゃあせっかくの柱なしの優位性ないじゃん…
結局つけたり外したりするの面倒くさいわ。
そんなわけで私のダブルフェイスへの熱は冷めていったのだった。
リクシル カーポートSC
ダブルフェイスを断念してから数ヶ月間,熱がさめて数ヶ月思考停止していました。
ちょこちょこ調べてはいましたがカーポート沼にはまり身動き取れない状況に。
だんだんこれではまずいなと重い腰をあげて本格的に情報収集を始めます。
そこで,外構エクステリア系YouTuberの庭ファンさんのカーポートまとめ動画を目がさらになるほどみまくりました。
ついに決めたのがリクシルさんのカーポートSC。
実は通勤経路にカーポートSCを設置しているお宅がありカッコいいなと思っていたんです。
その洗練されたデザイン。
オールアルミ製で耐久性抜群。
男心をくすぐるいいカーポート。
しかもダブルフェイスより若干お安い。
カーポートSC、君に決めた!
カーポートSCとは
ということで、カーポートはカーポートSCに決定。
カーポートSCはリクシルが販売しているオールアルミ製のおシャンティーカーポートです。
外側からはネジ1本も見えないように設計されていて,雨樋も柱に内蔵されているのですっきりとしたデザイン。
私が選んだのはこのカーポートSCの2台用タイプ、 カーポートSCワイドです。
2台用はオーソドックスな4本足タイプのみなのに対して,1台用は標準的な片側2本足タイプと積雪強風対応の4本足タイプの2ラインナップあります。
詳細を紹介します。
2台用のサイズ
サイズは下記の通りで,設置する場所によってチョイスできます。
横幅 | 奥行 | 高さ |
---|---|---|
4,808㎜ | 5,000㎜ | 約2,200㎜ <標準柱> |
5,404㎜ | 5,700㎜ | 約2,500㎜ <ロング柱25> |
5,999㎜ | 約2,800㎜ <ロング柱28> |
私は横幅と奥行きを最大の5,999mmと5,700mmにしました。
場所に余裕があるのであれば,横幅と奥行きは最大にしておくことをおすすめします。
その方が駐車やドアの開け閉めなどが楽ですからね。
高さに関しては,約2,500㎜ <ロング柱25>にしました。
我が家のマイカーはステーションワゴンとコンパクトカーの2台です。
将来的に大きめな車にする可能性もなくは無いのでロング柱25を選んでいます。
しかし、ミニバンでも一番低いサイズの約2,200㎜ <標準柱>で駐車できないということはないです。
トヨタのアルファードで高さが1,935 ~ 1,950 mmですので問題はないですね。
ただし,駐車場には水勾配を取る必要があります。
5,000mで2%の水勾配をとった場合100mm地面が高くなります。
そうすると,ミニバンにスキーキャリアなどは厳しくなってくる可能性はありますのでご注意ください。
アルファード1,950 mm + スノーボードキャリア200mm = 2,150mm
となり結構ギリギリです。
カラーラインナップ
カラーは基本色とオプション色の2種類あります。
基本色は,
シャイングレーF
ブラック
ナチュラルシルバーF
の3色をラインナップ。
有料パターンとして木調が用意されており種類は
オーク
チェリーウッド
クリエモカ
の3つが用意されています。
オプションの木目調は2021年に追加されました。
これ結構高いですが、おシャンティー度が爆上がりします。
柱と屋根は別々の色を選ぶことことが可能です。
柱は基本色の3色から選択できます。
ということはオプション木目の場合、計6パターンから選択可能ということですね。
木目調も捨てがたかったですが、我が家は柱がブラックで屋根をナチュラルシルバーFにしました。
ナチュラルシルバーFはシルバーとありますが,見た目は反射の具合でホワイトといった印象です。
オプション
オプションがいくつか用意されています。
・ライト
屋根や柱にライトを設置することができます。
ライトは, ダウンライトとスポットライトの2種類あります。
ダウンライトには,人間センサーとスイッチ式とスイッチなしの3種類。
ダウンライトには,屋根固定式と2種類の柱固定式があります。
ライトの後付けはできないので注意が必要です。
業者さんに聞いたところ、ダウンライトアリモデルとナシモデルは配線の関係でそもそも柱の型番が違うとのこと。
我が家の場合は家側にセンサーライトがあるためオプションライトは選びませんでした。
・サイドスクリーン
カーポートSC専用のアルミ製スクリーンです。
屋根や柱と同色にすると一体感が出て,別にフェンスを取り付けるよりすっきり視線をきることができるようになります。
片面と両面が選べ,それぞれ上部から取り付けていくタイプになります。
高さは 800mm 1,600mm 2,000mm の3タイプがあり,加えて補助の柱が3本つきます。 こちらはライトと違って後付け可能です。
ただし、サイズにもよりますが数十万円を覚悟してください。
・その他
私が選んだ2台用のカーポートSCワイドの台風圧強度は42m/秒。
耐積雪強度は200mmになっています。
その他に立地条件に合わせて規定サイズから切り詰めなども選ぶことができるようです。
業者選び
ついにカーポート沼から抜け,カーポートSCで決めました。
次はいかに安く手に入れるかです。
外構業者によって,メーカーごとに商品を安く仕入れることができるかなどがある程度決まっている様子。
リクシルに強い業者を探し,なおかつ施工費もお値打ちであることが求められる。
住宅設備あるあるなのですが,カーポートも定価があってないようなものです。
カーポート定価で売っている業者いない説
住宅設備あるあるなのですが,定価があってないようなものです。
調べるとカーポートは定価の55%が多いとのこと。
ただし、商品によっても割引率は変わってきます。
カーポートSCは人気な商品なのか割引率がどの業者もあまり良くない。
できるだけ安く手に入れるためにいくつか相見積もりをとってみました。
・地元業者
一度お世話になったことがある業者さんにカーポートSCワイドを見積もり依頼ししてみました。
本体価格は驚きの70%。
びっくりすぐるらいしょっぱい。
施工日込みで120万円ほど。
なんでやねんと業者さんを前にして言いそうになりましたが,そこはグッと堪えました。
検討しますと,やんわりとお断りして次にいきます。
・エクスショップ
次に考えたのがエクスショップ。
簡単に説明すると,外構工事界の楽天市場的な存在です。
エクスショップなら安いだろうと考えて見積もりをみたら驚きの110万円。
(我が家の希望サイズ幅:5,999mm奥行:5,700mm高さ:ロング柱25 2,500mm)
ダブルフェイスより高いんかい!
そんなわけで地元業者とさほど変わらない値段。
そんな暗礁に乗り上げたカーポートSC購入作戦に一筋の光が。
・ブログ経由で教えてもらった業者
カーポートSCを調べていたらあるブログに辿り着きました。
一筋の光とはブログでだったのです。
その方は,複数の外構業者さんに相見積もりをして値引き方法やカーポートSCワイドの購入経緯や施工風景などをまとめていらっしゃいました。
そして幸運なことに同じ愛知県に住んでいらっしゃる。
これは!と思い早速連絡をとりました。
幸運なことに業者さんを教えていただき早速問い合わせ。
これは良い出会い。
その方の設置したカーポートSCワイドは私の希望するサイズは若干異なりましたが,参考までに価格も教えてもらいました。
早速、業者さんに依頼してカーポートSCワイドを発注。
特別にすこし値引きもしてもらい,もちろんダブルフェイスより安い値段でカーポートSCを手に入れることができました。
参考にさせてもらったブログを載せておきますので,気になる方はぜひご覧ください。
関連サイト:今日からダイワハウス
まとめ
ここまでが私のカーポート選びの旅です。
ふりかえりますと,
・何の変哲もないカーポートは嫌だ
・気持ちが萎えて思考停止して数ヶ月無駄に過ごす
・ネットでの情報を得てお得にカーポートをゲット
という流れでした。
みなさんも試してみてください。
カーポートSCの施工の様子はこちらの記事でまとめています。
関連記事:【決定版】リクシルカーポートSCワイドの施工工事の全貌を紹介!|後編