外構DIY

【完全版】碍子砂利を庭に敷いてみた【関電L&Fリサイクルガイシ】

今回は碍子リサイクル砂利をDIYで庭に敷いたお話になります。
外構DIYを考えている方で環境問題に興味がある方なんかにハマる内容です。
興味関心のある方の参考になれば幸いです。

碍子リサイクル砂利とは

碍子とは

引用:関西電力グループFacebookより

碍子(がいし)とは,電気を絶縁し,電線を支えるための器具のことです。
電柱の上にある電線を支えている白いそろばんの玉のようなものが碍子になります。
電力の供給になくてはならない碍子。
安全で快適な電気のある暮らしを守るため,碍子は雨の日も雪の日も電力供給を支えてくれています。
そんな碍子にも寿命があるんです。
基本的にセラミックでできている碍子は長持ちします。
寿命は約30年。
ということはちょうどバブル時代に設置された碍子が今ごろ取り替えられているということですね。
きっとバブリーな碍子なんだろうなぁ。
知らんけど。

なぜリサイクルするの

碍子の寿命は約30年というお話をしましたね。
寿命を迎えた碍子は産業廃棄物として処理されます。
セラミックなどの陶器類は埋立処理されることもありますが,リサイクルされるんです。
よくよく考えると,碍子って全国でかなりの数が使われてますよね。
街中は電柱だらけで,よくみると電柱一本につき十数個レベルで碍子が使われていますから。
はなしを戻して,碍子は粉砕して磁器部分と金属の部分に分別します。
金属の部分は製鉄原料として出荷されますが,磁器の部分は金属部分と同じように溶かして再利用などはできません。
ですので,砕かれた磁器は違う使い方をします。

リサイクル碍子の使い道

砕いた碍子は主にアスファルトの原料や太陽光発電施設の敷き砂利なんかに使われることが多いそうです。
今回私が使ったように,個人宅の外構用にも販売されています。
天然の砂利に比べて踏みつけた時に出る音が大きいため防犯効果も期待できるんです。
(天然砂利の場合70.5db,碍子リサイクル砂利の場合75.8db)
碍子は高純度のセラミックなため,固く重さがあり雨でも流されにくく風でも飛びにくい性質があるため使い易い砂利ですね。

購入方法

碍子リサイクル砂利は電力会社の子会社から直接販売されていたり,一部扱っている建材屋さんや外構業社もあるようです。
私は関西L&Aさんより直接購入しました。
楽天でも袋詰めで販売されていますので,少量必要な方は楽天の方がよいかもしれませんね。

ちなみに,関電L&Aさんで購入するとフレキ袋に500kg入ってユニック車(クレーン付きのトラック)で配送してくれます。
送料は場所や量にもよるので直接問い合わせをしてみてくださいね。
2tユニック車だと積載量が2tなので,500kg入り袋が4つが限界。
3tユニック車だと6袋が限界になりますね。
送料込みの単価が一番お値打ちなのは2tか3tかな。

使い道

碍子リサイクル砂利の使い道を3つ紹介しましょう。

防犯砂利

建物と敷地境界やフェンスの間の部分って土のままだったりして,しかも死角になっていると防犯上よろしくない。
そんな時に碍子リサイクル砂利を使うと良いです。
一般的な砂利に比べても,天然砂利が70.5dbなのに比べて碍子リサイクル砂利は75.8dbと大きな音が出ます。
土間コンに比べて費用も安いですし,土と違って靴が汚れることもないです。
加えて,市販の防犯砂利だと発泡系の軽石なので踏んだり劣化したりなどでどんどん細かい砂にもどっていってしまいます。
それに比べて碍子は歯の詰め物にもつかわれるセラミックでできているので摩耗性能が高く減りにくい。
しかもリサイクルなので環境負荷も低いときたもんだ。

化粧砂利

庭の化粧砂利として使うのもアリかもしれません。
サビ砂利やピンク系の砂利と同じように白い玉石は庭に敷く砂利としてよく使われる化粧砂利のひとつです。
玉石に比べると形はいびつで少し染料の色も入っていますが,離れて見れば気になりませんよ。

蛇口の排水

庭先に蛇口が欲しい時に問題になるのが排水。
浄水を引いてくるのは簡単ですが排水となると地面を掘る必要があるので敷居が高い。
もちろん,新築であれば排水を作って貰えば問題ないのですが後付けだと大変。
そこで,排水は穴を掘って砂利を厚めに敷いて浸透マスとする方法があります。
これをせずに水を流すと,土が跳ね返ったり足元が水浸しになったりしますからね。

DIYで庭に敷いてみた

我が家では敷地の北と東の二面にあたるL字の軒下に碍子リサイクル砂利を敷きました。
面積としては約25平米ほどになります。
一部凸凹していますが北側が約1m×16m,東側が約0.8m×10mといった感じです。
厚さとしては砂利を約3〜5cmを目安に敷きました。

碍子リサイクル砂利の大きさはまちまちですが,だいたい1個1cmだとすると3〜5個ほどかさなかった程度の厚みです。
これぐらい敷けば地面は見えないし草は生えてこないかなという厚さですね。
碍子リサイクル砂利を2t発注しました。
碍子リサイクル砂利2tで4万円+送料でした。
大きなフレコン袋4袋で配達。
一般的な砂利がだいたい1立米で重さが1.7tです。
碍子リサイクル砂利2tだと1.2立米弱ですね。
砂利を敷き終わったところで,フレコン袋最後の4袋目の半分程度まで使いました。
一般的に砂利を3〜5cm敷くと20〜33平米敷くことができるそうです。
残りの200kgほどはまた何かに使おうと思います。
実際敷いてみると,踏んだ時に結構音もしますし白くて綺麗でいい感じです。
碍子で使われていたとの塗料が若干残っていたりしますがあまり気になりません。
値段的にはフレコン袋で購入するのであれば値段も安いですし良いのではないかと思います。

まとめ

参考になりましたらぜひ碍子リサイクル砂利を外構に使ってみてください。
まとめると碍子リサイクル砂利は
・リサイクルされた製品のため環境にやさしい。
・防犯にも効果的な白い砂利
・2tで約20〜30平米分敷くことができる
参考になれば幸いです。

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