こんにちは,カズです。
外構を考える際に「業者に頼むしかない」と考える方もいれば,すべてDIYでやってやるぜと考えている方もいらっしゃることと思います。
今回は,希望通りの外構にするために「DIYで行うか,業者に頼むべきか」判断するためのポイントを解説していきます。
加えて,私がおすすめのハイブリッド外構についてもご紹介しますので最後までご覧ください。
DIYと業者の違い
外構を考えるときにDIYと業者,それぞれの違いを把握しておく必要があります。
いうまでもありませんが,DIYは自分で工事をする。
業者さんはプロに対価を払ってお願いするということです。
まずはDIYと業者さんそれぞれのメリット・デメリットを整理していきましょう。
DIYのメリット・デメリット
メリット
・外構費用が圧縮できる
・自分で作る楽しみを感じられ思い出になる
外構費用が圧縮できる
大きなメリットとしては外構工事の費用が削減できる点が挙げられます。
業者さんに工事をお願いすれば,一人当たり約3.5万円/日と考えてください。
この中には職人さんの技術料に加えて,工具代や交通費なども含まれます。
加えて,作業を効率的に行うのに必要な重機やトラックの金額が加算されます。
DIYをすればこの費用の一部分が浮かせることが可能です。
ただし,DIYは職人さんが1時間で行う作業が3時間以上かかることは余裕であります。
DIYでもユンボやダンプを借りればその分はレンタル代はかかりますので,これらの点は意識しておきましょう。
自分で作る楽しみを感じられ思い出になる
外構DIYは正直大変です。
重い物や量の大きいものを扱いますので,腰にきたり筋肉痛になったりもします。
ですが私の場合は,定年した父と二人で協力してDIYすることによって時間を共有し,家族の絆を深めています。
それが夫婦でも親子や友人でもいいと思います。
一緒に何かを成し遂げるという経験はかえがたい体験になりますよ。
デメリット
・仕上がりは業者に及ばないと考える
・デザインや施工のノウハウなどがないので自分の想像を超えない
・あまり安くならない場合もある
仕上がりは業者に及ばないと考える
プロは仕事として経験を積んでいます。
プロの仕事は,DIYと比べて全てにおいてクオリティーが勝ると言っていいでしょう。
ですが,DIYだから許容できる点など理解すれば仕上がりも味となります。
また,部分的にはDIYでも業者さん仕上げでも大差ない部分もあるんです。
デザインや施工のノウハウなどがないので自分の想像を超えない
今はInstaやYouTubeなどで素敵なお庭をたくさん見ることができます。
しかし,敷地面積や建物の配置や道路にどのように隣接しているかなどはそれぞれ異なりますよね。
どうしても素人だと素人なりのデザインになりがちです。
また,DIYだと1点豪華外構になってしまうこともあります。
例えば,高価なポストや高価なカーポートのスタイリッシュなデザインに頼ってしまって全体的に調和が取れていないなんてことも。
外構の需要な要素に植栽や配置のバランスがあります。
こうしたものは,プロの知恵を借りるのが得策かもしれません。
あまり安くならない場合もある
砂や砂利など外構工事では大量に使用します。
DIYで行う場合にこれらの材料をどこで買うかというとホームセンターをまず考えますよね。
砂利や砂などはホームセンターで売られている袋入りを買うとかえって高くつくことがあります。
詳しくはこちらにまとめてあります。
これらの材料を安く調達する方法もまとめていますのでご覧ください。
業者のメリット・デメリット
メリット
・プロの提案やCGなどのパース図が事前にみることができる
・トラブルを未然に防ぐ
プロの提案やCGなどのパース図が事前にみることができる
外構業者にデザインをお願いすると,自分の想像以上のデザインを提案してくれることがあります。
外構業者さんに見積もりを依頼すると,デザイン図を出してくれることが多いです。
パース図と呼ばれる3Dを使ったデザイン図です。
家の外観なんかも再現してくれて,様々な角度から外構のイメージを見せてくれます。
ご近所さんに差をつけたい,スタイリッシュな外構を目指したい人は是非依頼してみてください。
トラブルを未然に防ぐ
あいたくないのが近隣住民とのトラブル。
工事前に近隣に挨拶回りをしてくれることで近隣住民のトラブルをある程度防ぐことができるかもしれません。
また,外構工事は道路との境界が関係してくる工事です。
境界杭とよばれる目印をしっかり確認して工事をしないと,建てたブロック塀や門柱を壊して作り直すなんて羽目になる可能性も。
プロはその点をよくわかっているので,しっかり道路との境界を確認して工事してくれます。
デメリット
・相応の値段がかかる
・平日施工の場合は立ち会いが必要
相応の値段がかかる
デメリットというデメリットでもないですが,もちろん外構工事を業者に頼むと高いです。
これは敷地の広さにもよりますが,人生で家本体の次ぐらいに高い買い物になるでしょう。
外構業者さんにプランニングをお願いすると400万を超えるなんてのもザラにあります。
業者さんから出てきた金額というのも,一見高く感じますが適切な積算見積もりによる相応の金額だということは認識する必要があります。
どの部分がいくらなのかは見積もりに記載されていますので,必要ないなと思う部分は削りましょう。
平日施工の場合は立ち会いが必要
夫婦共働きの際に困るのが,外構工事の際の立ち会いです。
外構業者さんの多くは土曜日や祝日が営業日になっている場合もあるので,そうした日に施工してもうこともできるかもしれません。
その辺りは業者さんと応相談という感じですね。
DIYに向くもの
DIYは基本的に1〜2人程度で行えて半日程度ですむ作業と考えた方が無難です。
なぜなら,DIYを始めると想定の1.5倍ほどの時間がかかるからです。
大事な休みの日,できれば半日をDIYにあててて,あとの半日は家族サービスにあてたいものです。
まずは小規模な範囲で分割してDIYを進めていくのが吉でしょう。
以下のものであれば無理なく分割してDIY可能です。
・植栽を植える
・フェンスを設置する
・ポストを設置する
・ウッドデッキを設置する
・庭に芝を植える
これらの中にも難易度の差があります。
DIYによる外構工事を成功させるためにはいくつかのポイントを押さえる必要があります。
場合によってはインパクトドライバーなどの工具が必要です。
インパクトドライバーぐらいなら一家に一台あっても良いと思います。
ポストの設置にすいてはbobiポストの設置についてこちらにまとめてありますので参考まで。
植栽についてもまとめてあります。
よかったらご覧ください。
業者依頼した方がいいもの
業者に依頼した方が良いものは,専用の工具が必要なものや技術が仕上がりに直結するものです。
特に重いものはやり直しの際に壊したり廃棄したりするのが大変。
・カーポート
・土間コンクリート
・ブロック塀
私はカーポートを単体で業者さんに依頼しました。
カーポートは基礎をしっかり掘って,柱も水平垂直をしっかりとって施工する必要があります。
これはDIYにはハードルが高いです。
他にはコンクリートやブロック塀にも挑戦しましたが,結構ガタガタなりました。
それも味といえば味なのですが…笑
セメントを使う部類の工事はナマモノです。
形がそのまま固まってしまいますし,他の部分についても汚れが取れないです。
やり直そうにも重くて硬いものは,撤去も廃棄も大変。
コンクリートにチャレンジしてみたい人はこちらにまとめてありますのでご参考まで。
応用編としてガビオンDIYについてもまとめてあります。
よかったらご覧ください。
付け加えておきますが,土間コンをDIYしたのは一部分だけで9割は業者さんに頼みました。
外構工事のポイント
ハイブリッド外構とは
私がおすすめするのは「ハイブリッド外構」です。
ハイブリッド外構とは何かというと,業者さんとDIYをうまく使い分けて外構を完成させるということ。
ポイントは次のとおりです。
ポイント
外構業者見積もりを依頼する
まずは外構業者さんに,見積もり依頼をします。
ハウスメーカーや工務店提携の外交業者でも良いですし,手数料をカットしたい場合はご自身で探した外交業者でもOK。
その際に要望やイメージを全て伝えてください。
予算は濁しておいてもいいかなと思います。
要望は全て入れ込むとどれぐらいの金額になりますか教えてもらえませんかぐらいのスタンスで打ち合わせをして見積もりをもらってください。
見積もり依頼をすると,パース図と見積書を提示してくれます。
そこで費用とデザインが満足であれば,DIY無しで外構工事finishです。
ハイブリッド外構の場合は次に進みます。
他の業者さんに相見積もりを取る
まず,パース図でデザイン的に気に入った部分があれば仮採用とします。
次に,3つのことを考えます。
・外構業者さんに優先してお願いする部分
・外構業者さんに後回しでお願いする部分
・DIYする部分
このなかで,外構業者さんにお願いする部分で
外構業者さんに優先してお願いする部分,例えばアプローチや門柱など。
これらを相見積もりすると良いです。
土間コンやフェンスなどでも可。
なぜアプローチや門柱を優先するかというと,アプローチを後回しにするとどろや砂を玄関に持ち込んで掃除が大変になるからです。
実際我が家は数ヶ月間どろだらけ砂だらけでした。
土間コンなどで土部分が無くなってからはとても快適です。
アプローチは最初に取り掛かりましょう。
門柱はポストや表札は,郵便や宅配に迷惑をかけます。
これらを別業者さん,近隣の他の外構業者さんでも良いですし建材屋さんでもOKですので見積もりをとってみてください。
私の場合は,土間コンと道路境界のブロック塀を別業者に比較用に相見積もりをしました。
デザイン性に関係ない大きさや広さ,商品名が決まっているものは相見積もりをしたときに比較しやすいです。
反対に,外構すべてのデザインを複数の業者で見積もりを取ったものは使っている製品や施工が異なるため単純に比較することができません。
カーポートひとつとっても,車2台用で30万円代のものもあれば100万円超えるものもあります。
外構は何を使うかで数十万円単位で値段が変わります。
次に,優先度は低いカーポートなど,外構業者さんに後回しでお願いする部分でも相見積もりを取ります。
これらの見積もりは全て一緒でも良いですが,あまり箇所が多いと見積もりが合算表記になってしまって相見積もりを比較しにくくなります。
カーポートがお値打ちな業者や土間コンがお値打ちな業者などを探す場合は個別に見積もりを取ると良いです。
重機やダンプなどを自社で持っている会社なんかは比較的お値打ちに出してくれる傾向にあります。
DIYする部分を残して業者に発注する
上記のデザイン決めや相見積もり,業者に依頼してあらかた施工などが終わった段階でDIYに取り掛かります。
例外的に先にDIYでやったほいがいい部分など出てくるかもしれませんのでそこは,それぞれ環境が違いますので見極めてください。
お好きな外構DIYに取り掛かりましょう。
ちなみに,植栽はコンサルタントを雇ってデザインのみお願いするという方法もありますよ。
業者さんの工事後にDIYにとりかかる
ハイブリッド外構の真骨頂,DIYの出番です。
ご自身でチャレンジしてみたい部分を無理のない範囲でDIYしましょう。
工具はメルカリで中古を購入して,使い終わったら売却する方法もあります。
また,敷地の全てを何かでうめずに余白をもたせるのも選択肢の一つです。
生活していく中で,物置や作業場所などが欲しくなるかもしれませんよ。
まとめ
・外構はDIYでできるものと業者に任せた方が良いものがある。
・DIYは自分の時間と手間も考慮して行う
・ハイブリッド外構がおすすめ
今回はこれで以上になります。
みなさんもDIYライフをエンジョイしましょう。